当社は昭和30年（1955年）、東京製紐所として歩み始め、その3年後に東京製紐工業株式会社を設立、この江戸川区の地にて事業を手掛けて参りました。「製紐」の名が表すように、創業当時の当社の事業は「しで紐」の製造でした。その後、昭和40年代に入り、時代と環境の変化を受けて製造業から販売業へ転換。取り扱う製品も紐だけではなくリボン、そしてゴムと移り変わって参りました。社名を「東京テープ株式会社」としたのは、昭和49年（1974年）のこと。私で3代目となります。

創業以来、大切にしてきたのは周りの方々との関係性です。取引先企業に安定的に製品を納品するためには、多くの会社の協力が必須です。常日頃から気持ちよくコミュニケーションを取り、困ったときには助け合える関係を築いてきたことで、急な発注にも迅速に対応できる体制が整えられています。 また、丁寧な対応を心がけているのは内職スタッフに対しても同様です。細かな二次加工を施した高品質の製品を確実にお届けできるのも、彼ら彼女らの仕事があってこそ。作業要員として付き合うのではなく、一人ひとりと信頼関係を築きたいと思っています。

時代の変化に合わせながら、取引先企業の役に立つ製品を企画して参りました。取り扱う商品数は年々増え、顧客企業に合った一品をご提案できるよう、努力を重ね続ける日々です。質の高さへのこだわりと、新しさを取り入れる柔軟性を大切に。100年企業を目指し、これからも歩み続けて参ります。