新代表取締役 就任のご挨拶
2025.11.25

新代表のご挨拶
2025年7月より東京テープ株式会社の代表取締役社長に就任いたしました、丸山達生と申します。
前社長・丸山聡也のご挨拶に続き、私からもご挨拶を申し上げます。
「次代へつなぐ」社長として
私に託された一番の役割は、東京テープの未来を担う「4代目世代」へと、確実につないでいくことです。時代の流れが速く、価値観やニーズも日々変化している今、事業を円滑に継承することは決して容易ではありません。しかしだからこそ、しっかりと地盤を築き、次の世代が遺憾なく力を発揮できる環境を整えていくことが私の使命だと考えています。

私と前社長は兄弟ですが、性格はまったく異なります。前社長は強いリーダーシップで会社をけん引し、私はナンバー2としてそれを支え全体のバランスを取ってきました。お互い阿吽の呼吸で、東京テープにとって何が必要でどう進むべきかを見極めてきました。これからは私が先頭に立ってまいりますが、各部署のリーダーや若い人間がどんどん活躍して皆で一緒に前へ進む会社を目指してまいりたい所存です。
30年前、包装業界の別企業で経験を積んだのちに東京テープへ入社し、専務として15年、そしてこのたび代表になりました。前社長と歩んできた3代目としての最後の役割は、これまで築いてきた土壌を引き継ぎつつも、未来に向けて新たな一歩を導くことにあると捉えております。
「包むこと」の価値を、改めて問い直す
これまで東京テープは、贈る人と受け取る人の気持ちをつなぐ“パッケージの力”にこだわり続けてきました。そして時代のニーズにあったリボン加工や紐・ゴム紐の開発・製造を通じて、「包むこと」によって生まれるワクワク感やときめきを、多くのお客様に届けてまいりました。
しかし、コロナ禍以降、社会や人の動き、贈り物の価値観も大きく変わりつつあります。そうした変化に対応しながらも、これからも「包むこと」によって生まれる付加価値に再び挑戦していきたいと考えています。
東京テープの商品を見て、「これが東京テープだ」と気づくことは少ないと思いますが、私たちの商品が皆さまのつながりに役立つことは何よりの喜びであります。その一方で、現状にとどまることなく、変革を恐れず、時代に応じて進化していく柔軟さを大切にしてまいります。
若い世代と共に、挑戦を続ける会社へ
現在、前社長の息子たちも東京テープで働いており、将来の担い手として期待を寄せています。すでに社長交代以前から彼らとはミーティングを重ねており、次の世代の視点やアイデアを経営に活かす土壌を育てています。彼らが兄弟として互いに支えあいながら、自分たちのやり方で会社を発展させていけるよう、私自身も導き手としてサポートしてまいります。
また、私たちが商品を供給できるのは、製造現場を担って下さる協力工場と多くの内職者の皆さまおかげです。材料費の高騰、工場の存続問題や内職者の減少など多くの課題はございますが、今後も協力関係にある皆さまと共に生きる道を模索してまいります。
これからも、期待に応える会社であり続けたい
数年前にwebサイトもリニューアルして以来、これまで接点のなかった業界からのお問い合わせも増えております。これは、私たちの新しい可能性を広げるチャンスです。
これからも、皆さまのご期待に応えられるよう、そして“贈るよろこび”を支える会社であり続けるよう、社員一同努力してまいります。
今後とも、東京テープをどうぞよろしくお願いいたします。
代表取締役社長 丸山 達生




