現場担当者が語る、東京テープITの舞台裏【前編】
2023.11.25
弊社ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。ホームページ運営担当の安藤です。
弊社ホームページは、2年ほど前に今の形にリニューアルしました。丸2年が経ったということで、今回は弊社ホームページの変遷を振り返ってみたいと思います。
初代ホームページは必要に迫られて作ったものでした
リニューアル前のホームページは、4ページほどしかない現在とは比べ物にならない簡素なものでした。
企業がホームページを持つことは当たり前ではなく、持っているだけでも立派だという時代もありましたよね。社歴と資本金など、いわゆる会社概要と呼ばれるものを記載しただけのものを作ったのが最初のホームページだったんです。
15、6年前といいますと、まだスマホも今のように普及する前のことでした。
ホームページからもお客様を呼び込めるようにしたい。目的が定まり、リニューアルを検討
時代が変わり、企業ホームページも、単なるお問い合わせ先だけではなく1つの営業ツールとしての目的を持つようになりました。デバイスも進化し、スマホが台頭。パソコンに最適化されたままのホームページは古いものになっていきました。
弊社のホームページも、そんな時代に合わせるべきだ。また、せっかくホームページを作るのであれば、お客様を呼び込める新たな入口になるものにしたい。商品をもっとたくさん載せて、営業ツールとしても使える利便性の高いものにしたい。
「ホームページがありさえすればいい」から、目的を持ってホームページを運用したいという考えに進化し、リニューアルをすることになったのです。
最初に行ったのは、Webマーケティングに関する講習会でした
リニューアルプロジェクトの最初に行ったのは、全5回の講習会でした。講師の先生曰く、ホームページをリニューアルしさえすれば売上が上がるわけではないとのこと。売上向上を実現するホームページを作るためには、Webマーケティングの知識が必要だということで、そういった内容の講習を受けたのでした。
この講習会で良かったなと思ったのは、東京テープの強みや方向性を言語化する宿題があったことです。これがそのままホームページのコンセプトになります。競合優位性や特徴をあえて言語化したことはありませんでしたから、非常に難しい課題ではありました。ただ、この苦労があったからこそ、リニューアルの方向性が見えてきたのだと思っています。
私はこのとき思っていたのは、「子どもに仕事について聞かれたとき、説明が難しいな」ということでした。箱を作っているわけでも、リボンそのものを作っているわけではない。腑に落ちる表現が見つからなかった私が手に取ったのは、結びの文化という本でした。
日本では、結ぶという行為自体がコミュニケーションになるのだそうです。縁結び、しめ縄といったものも、人とのコミュニケーションツールなんですね。プレゼントにリボンをかけるのも、贈る側の思いを表したいから。小麦にこだわっているお店のラッピングなら、小麦に近しい色のリボンをかけるなど、相手に気持ちを繋ぐためのものを売っているのが我々なのだと言語化できたのです。
ちなみに、この宿題の内容が評価されたため、こののち私がホームページリニューアルの主な担当者となったというのが裏話。私はもともとホームページの担当者ではなく、何なら広報でもないんです。もとの仕事は入荷品の検品、出荷準備などの裏方。ホームページを担当することになり、初めてパソコンを買ったような人間なんですよ。
コンセプトが決まり、自社の強みに対する認識も、講習会を経てこれまでとは違うレイヤーになりました。
さて、売上向上に貢献できるホームページ作りは、このあとどうなったのでしょうか。
後編に続きます。